Y.Y. 前職では家具だけでなく洋服や雑貨、消耗品まで扱っていたので、衣食住トータルでのコーディネートを提案していました。ボーコンセプトに入社してからも、自社の商品以外、内装、建物の作りまで意識した提案を心がけています。お客様専属のコーディネーターとして信頼していただくこと、良好な関係性を構築することを第一の目標としています。
お客様と話す際には、自分の経歴や好きなモノといった情報を開示するようにしています。そうするとお客様との共通点が見つかって話が弾み、どんな部屋を望んでいらっしゃるのか理解も進むんです。
ただ、多彩なブランドを扱っていた前の会社とは異なり、ボーコンセプトはメーカー色が強く、より営業的な働き方も求められるので、家具販売の経験者とはいえど、そのあたりの戸惑いは少しあったかも知れません。
また最初に勤めた京都店は、現在の梅田店ほどはトラフィック(来店人数)が少なく、接客機会はそれほど多くありませんでした。なかなか経験を積めない期間が続いたわけですが、「じゃあお客様一人ひとりに対するコミュニケーションを大切にしよう、より大きな満足感を提供しよう」と切り替えました。
そのおかげで、家具単体だけではなく空間全体を考え、お客様のライフスタイルに合わせてトータルに提案できる力もつき、やがて予算目標も達成できるようになりました。
K.K. 私は最初から梅田店勤務でした。いざ働き始めると、自分に足りないものが見えてきました。接客経験が乏しかったせいで、お客様の話を十分に聞けていなかったんです。そのお客様が購入するかどうか悩んでいらっしゃる原因は、価格なのか、デザインや機能なのか、引き出し切れていない。そのあたりが自分にとっての課題でした。
幸いにも梅田店は規模の大きな“旗艦店”で、そのぶん訪問されるお客様も多く、接客のチャンスには恵まれたと思います。また先輩たちと一緒に働くことで、見て学び、アドバイスももらって、かなりリアルなOJTを経験できたと感じています。徐々にスキルアップし、インテリアやコーディネートに関する知識も身についていきました。
自分の力で最初に販売したのは、確かコーヒーテーブル。海外のお客様で、素材やデザインについて英語で説明したことを覚えています。
Y.Y. 私は「家具に合わせて家をリフォームしたい」というお客様との出会いが、大きく成長できるきっかけでした。「ボーコンセプトのショールームにしたいわけじゃない。自分らしい部屋にしたいんだ」というご要望をお持ちの方で、かなり綿密に打合せを重ね、半年くらいかけて理解を深めていきました。
設計事務所も巻き込み、家具、カーテン、照明、植栽までコーディネートして、2LDKの部屋を1LDKに作り変えたんです。そのお客様とはいまでもご縁がつながっています。
K.K. とにかくお客様との対話が重要ですよね。そのお客様が自宅にいらっしゃるのは日中なのか、それとも働いていて帰宅するのは夜になるのか、どんな風に家で過ごされるのか……。それによって提案も大きく変わります。
大切にしたいのは、お客様それぞれの暮らしや個性に合わせた、その人らしい空間であること。「早く帰りたい」と思っていただける空間を作れたら、と考えています。
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