ソファでくつろぎながらゆっくりコーヒーを飲みつつ効率的に働くリモートワーク…。最近はこのような憧れのリモートワークにも、オンとオフの切り替えが難しく、長時間集中できないなど快適でない面もあることに多くの人が気づいてきました。
そのため、自宅にホームオフィスを作る人が増えています。しかし、自宅の一角をオフィスにする際、どこにどのような空間を作ればよいかは悩ましい問題です。
そこで、この記事では自宅で仕事がはかどる心地よい空間作りのノウハウをご紹介します。
目次
ホームオフィスとは
ホームオフィスとは、自宅のオフィス環境のことです。文脈によっては家を仕事場として使うワークスタイルの総称を意味します。
一昔前はホームオフィスといえば、書斎など一部の富裕層が持つ贅沢なスペースでした。しかし、コロナ禍をきっかけに在宅勤務やフリーランスで働く人が増え、現在では多くの人が自宅にホームオフィスを設けています。
リビングや自分の部屋の一角を仕事用スペースとして活用するケースや階段下のようなデッドスペースを利用するケースなど場所はさまざまです。中にはリノベーションをして個室を作る人もいます。
ホームオフィス市場は世界中で成長しており、日本でも多彩なホームオフィス用のデスクやチェア、収納グッズなどが登場しています。
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ホームオフィスのメリット
ホームオフィスのメリットは多々ありますが、もっとも大きなメリットは時間を有効に活用できることでしょう。通勤時間が自由時間に変わります。また、フレックスタイム制なども活用しやすくなります。
通勤時間がなくなる
全国の通勤時間は、平均で片道約39.5分。往復で約1時間19分にもなります。しかも電車は混み合いストレスフル。ホームオフィスで働くことができれば、朝のラッシュを避けてゆったりと一日を始めることができます。ストレスが減るだけでなく、通勤がなくなった分の時間を家事や趣味、勉強などにあてられるので充実した1日を過ごすことができるでしょう。
勤務時間を調整しやすい
自宅に仕事をするスペースがあると勤務時間を調整しやすいため、フレックス制度などを有効活用できます。例えば、朝に子供を保育園や学校に送ったあとに仕事を開始し、夕方のお迎え前に仕事を終えることも可能になります。仕事が終わったあとのお付き合い残業も発生しないので、時間がきたらすぐ仕事を終えて、気持ちを切り替えることができます。
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ホームオフィスのデメリット
ホームオフィスは家というリラックス空間にあるため集中を妨げ、オン・オフの切り替えを難しくする面もあります。また、オンライン会議では家庭の生活音が気になるもの。ここでは、ホームオフィスのデメリットをご紹介します。
オン・オフの切り替えが難しい
ホームオフィスといっても完全な個室を持つ人は少数派です。そのため、仕事とプライベートの境界が曖昧になりオン・オフの切り替えが難しくなるデメリットが発生しがちです。勤務時間中に仕事以外のものが目に入り集中できなかったり、逆に朝早くから仕事を始めたり夜遅くまでメールチェックしたりと、労働時間が長くなることがあります。
オンライン会議への配慮
オンライン会議の背景に生活スペースが映り込んだり、生活音が入ったりし、本人やチームメンバーの集中力を妨げることもあります。会議の際に映りこんだ室内を詮索される「リモートハラスメント問題」も増えています。Zoomなどの背景はビジネスライクなものにし、ミーティングの際は静かな部屋を使用するなどの配慮が必要です。
仕事がはかどる空間づくりのポイント
ここでは、ホームオフィスを作るときのポイントをご紹介します。ホームオフィスとは、単に自宅で仕事をするためのスペース以上のものです。仕事の効率を高め、心地よいプライベートタイムを確保するために、以下の点に留意しましょう。
ホームオフィスとする部屋と場所
まず、どの部屋のどの場所にオフィス空間を作るのかを決めるかがポイントです。できるだけ静かで家族の活動の少ないエリアがベストです。ただ、リビング・ダイニング・寝室を活用する場合は、仕事とプライベートをしっかりと切り替えるレイアウトにしましょう。自宅が狭い場合、階段下や廊下などのスペースにも注目してください。
オンとオフの切り替え
パーテーションや本棚、収納棚などを間仕切りとして設置し、プライベート空間と分けることがポイントです。少し解放感を出したいなら植物もおすすめです。仕事中にプライベートなものが視界に入らないように、目の前を壁にしたり、デスクに物をおかないようにしたりするとよいでしょう。プライベート空間と照明の明るさを変えるのもよい方法です。
身体にあったデスクとチェア
長時間座って仕事をおこなうので、身体に合うデスクとチェアを選ぶことが大切です。高さを調節できるタイプもよいでしょう。ダイニングのテーブルやソファはそもそも仕事用に設計されていません。集中力が長くは続かず、疲労や腰痛・肩こりの要因にもなります。おすすめは人間工学を考慮して作られた、体に負担のかかりにくいチェアです。
デスクの背景や生活音
Web会議をおこなう際は背景画像の設定が理想的ですが、Wi-Fiの環境によっては、背景が設定されていると速度が遅くなってしまいます。背後を壁にするホームオフィスのレイアウトなら安心です。また、会議の際にロールスクリーンを背後に設置するのも一つの方法です。生活音が完全に遮断できない場合は、寝室など静かな環境に移動しましょう。
収納スペース
書類や備品などを整理できる収納スペースは、スムーズな動線の確保がポイントになります。手を伸ばせば届く範囲であり、ついでに間仕切りにもなる位置がおすすめです。また、垂直空間の活用もポイントで、壁に取り付けられる棚やフックを活用すると、作業スペースを広く保ちつつ、アイテムを手の届く範囲におさめられる空間作りができます。
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ホームオフィスに必要なアイテム
ここでは、快適なホームオフィスを作るのに必要なアイテムをご紹介します。自宅の空間に合うサイズであること、仕事用に適切な耐久性・機能があること、他のインテリアと調和するデザイン・カラーであることがポイントです。
オフィスデスク
作業しやすい、十分な広さと適切な高さのデスクを選びましょう。自分のパソコンの大きさや、設置する空間のスペースが基準になります。また、その場所のインテリアに合うデザインのデスクを選ぶことで、空間に落ち着きが生まれます。
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オフィスチェア
オフィスチェアは在宅ワークの快適さや能率性を決める最重要アイテムで、人間工学に配慮したものがベストです。回転式・アームレストなどの機能にも注目しましょう。長時間座って作業をするため、自分の身体にあった疲れにくいチェアを選ぶことは、仕事の生産性にも健康にも直結します。
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収納棚(オフィスストレージ)
収納棚は、書類や備品を収納するだけではなく、空間の間仕切りにも活用できます。選ぶポイントは収納に必要な容量や間仕切りとして必要な高さです。また、ホームオフィスの全体のデザイン・色合いに合わせると、統一感のあるコンパクトな空間を作ることができます。
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ライト
デスクライトには、卓上型と固定型の2つのタイプがあります。卓上型は置くだけで簡単に使用でき、位置もすぐ変えることができます。固定型ライトはデスクの端や壁にとりつけるため、デスク上のスペースを節約することができます。いずれも仕事に集中しやすいように、光を調整できる機能があるとよいでしょう。
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ホームオフィスのインテリア実例
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ホームオフィスといっても、ミニマル&モダン、シンプルなモノクロカラー、素材が豪華でラウンジにも変わる空間など多彩です。以下のリンク先で、それぞれのスタイルの魅力をご覧ください。インスピレーションを感じたスタイルを参考に、自分のホームオフィスをイメージしていただければ幸いです。
まとめ
在宅ワークの普及にともなって、ホームオフィスを作る人が増えています。ホームオフィス用のデスクやチェア、収納グッズもコンパクトで機能性とお洒落さを兼ね備えたタイプが増えていますので、ぜひ自宅の空きスペースを活用して作ってみましょう。
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