北欧では、自然と触れ合う時間や家族と過ごす時間を大切にするスローライフな生活スタイルが根付いています。一方、日本では「タイパ」という言葉が登場してきたように、ますます時間効率を追求し時間に追われる生活が常態化しています。
そのため、目まぐるしく変化する日常から解放され、自分のペースで生活したいとスローライフに憧れる人も増えています。この記事ではスローライフの意味、スローライフを生活に取り入れるポイント、スローライフのためのインテリアの工夫について解説します。
目次
スローライフとは?
スローライフとは「時間に追われることなく、自分のペースで日々の暮らしをのんびりと楽しむライフスタイル」のことです。
例えば、都会は利便性こそ高いものの、ゆっくりとした時間の流れを感じるのは難しい面があります。そのような生活の中でも、意識しておいしいコーヒーを飲んだり、美しい夕日を眺めたりするなどゆとりや美しさ感じる時間をもうけ、生活のクオリティを上げることがスローライフの実践といえます。
スローライフに注目が集まる背景
私たちの生活は昔と比べて格段に便利になりました。その反面仕事でもプライベートでも効率を重視しすぎて時間に追われ、過度なストレスがかかっているのも事実です。
スマートフォンを通して大量に入ってくる情報や、いつでも誰とでもつながれる生活は、オンとオフの境目をあいまいにするため心身がなかなか休まりません。このような行き過ぎた情報化や効率化に疑問を抱く声が増え、スローライフが注目されるようになりました。
スローライフを実践することで得られる効果
スローライフを実践することで得られる効果の第一にあげられるのは、ストレスの低減です。多忙な生活は心のゆとりを失わせストレスにつながりますが、スローライフを上手に取り入れれば時間的なゆとりが生まれ、ストレスを減らすことができます。
第二が健康面でプラスの効果を見込めることです。スローライフを実践して一日をできるだけ自分のペースで過ごせれば「忙しく追われている感覚」をなくすことができます。規則正しい生活や自然と触れ合う生活は身体の健康につながります。
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スローライフと田舎暮らしの違い
スローライフと聞くと田舎暮らしをイメージする方は多いでしょう。しかし、田舎暮らし=スローライフとは限りません。田舎は時間の流れはゆったりしているものの、生活自体はスローライフといい難い面もあるからです。
近年、地方移住が人気ですが、不便で住みにくい・土地の生活に馴染めないといった理由で挫折する人も少なくありません。美しい自然に憧れて移住しても地方ならではの自治体活動や行事でそれなりに忙しく、自分のペースでの生活が難しいケースはよくあります。
逆に都会暮らしでも、自分の意識や環境を整えればスローライフは成立します。
スローライフを生活に取り入れるためのポイント
地方移住をしなくても、生活にスローライフを取り入れるには以下5つのポイントがあります。
ポイント①:ゆっくり丁寧に生活する
何事においても効率を重視して、素早く終わらせるという意識をいったん捨てましょう。そして、生活に必要なプロセスの一つひとつをじっくりと味わってみましょう。普段よりも手間をかけた料理を作る・丁寧に掃除する・食事をゆっくりと味わうことを実践するだけでも、一日の時間の流れ方は変わります。入浴時間を長めにとることも効果的です。
ポイント②:テレビやスマホと距離を置く
現代は誰もがリアルタイムに世界のニュースにアクセスできます。便利ではありますが、情報量とスピードが圧倒的であり、精神的に疲弊してしまうこともあります。また、スマートフォンから発せられる強い光は眼や神経を疲れさせます。意識的にテレビやスマホと距離を置いて情報から離れてみましょう。
ポイント③:趣味の時間を大切にする
平日は一日中仕事をし、休日は疲労のためずっと寝ている生活は人生の充実度を低下させます。打ち込める趣味を見つけて、趣味に没頭する時間をつくると心身がリフレッシュします。また、家でも会社でもない第3の場所(サードプレース)を持つことは、メンタルの安定につながります。
ポイント④:仕事を見直す
シンプルな方法ですが、仕事が激務すぎて心にゆとりを持てない場合、仕事を見直すことも大切です。特に都会の仕事は要求されるレベルが質・量ともに過大なためゆとりが失われやすい面は否めません。あまりにハードな仕事なら、部署異動や転職で自分のペースで働ける仕事に移ることがスローライフ実現につながります。
ポイント⑤:インテリアを工夫する
インテリアを工夫して部屋にスローライフな空間を作ることも有効です。部屋の空間を広くする・観葉植物を置く・ソファやベッドなどを自然素材のものにするなどの工夫で、部屋はゆったりと落ち着ける雰囲気になります。引っ越しや転職よりも、比較的気軽に取り組める方法だといえるでしょう。
スローライフを取り入れるためのインテリアの工夫
ここでは、スローライフを取り入れるためのインテリアで工夫するポイントを具体的にご紹介します。
工夫①:北欧家具の導入
北欧家具には、スローライフを大切にする北欧の人たちの思想や文化が反映されています。ナチュラル&シンプル、スタイリッシュで自然と共存できるようなデザインが特徴です。スローライフはシンプルな生活の実践ともいえるので、北欧家具を用いるとスローライフに近づくことができるでしょう。
工夫②:自然光の活用
なるべく自然光を活用しましょう。窓からさんさんと入り込む自然光は部屋全体を明るくし、広々とした印象を与えます。大きなインテリアは窓から離れた位置に配置するのがポイントです。また、窓の反対側に鏡を置くのもよいでしょう。
工夫③:ヒュッゲの演出
幸福度ランキングで常に上位のデンマークでは、ゆったりとした居心地のよい時間や空間を楽しむ「ヒュッゲ」という概念があります。
部屋にヒュッゲを演出するには、アースカラーを中心にインテリアを選び、自然との一体感を出すことがポイントです。また、照明にキャンドルを用いて、クッションやブランケットを置くと暖かい雰囲気を醸し出すことができます。地域によっては薪ストーブを設置してもよいでしょう。小さな読書コーナーを設けるのもおすすめです。
関連記事:デンマーク「ヒュッゲ」の意味を解説!心地よい空間づくりも紹介
工夫④:アウトドアリビング
アウトドアリビングとは、室内リビングとつながったテラスやウッドデッキなどの屋外リビングです。部屋と外の自然がつながっているように感じられ、スローライフを体感できます。アウトドアリビングでガーデニングをすれば、植物の四季折々の美しさを部屋から日々愛でることができるでしょう。
まとめ
日本でも、スローライフに憧れを持つ人が増えています。スローライフ実現にはさまざまな方法がありますが、部屋のインテリアを見直すことは手軽で有効な方法です。
特に北欧家具は自然素材を使うことが多く、シンプルなデザインで機能性も高いためスローライフと親和性が高いといえるでしょう。一つのソファ、一つのチェアを置くだけでも部屋の空気感がゆったりと変わることに驚くかもしれません。ぜひ、できることからスローライフを実践していただければと思います。
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