世の中には素敵なインテリアスタイルが多くあり、自分の部屋のインテリアを考えるときに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめなのがナチュラルモダンです。都会的でスタイリッシュな雰囲気がありながら、自然素材を多く使うのでナチュラルさも感じられるスタイルです。
日本の住環境にも取り入れやすいため、インテリア初心者にもおすすめです。この記事では、ナチュラルモダンの部屋作りのポイントを解説します。
目次
ナチュラルモダンとは
ナチュラルモダンとは「ナチュラル」と「モダン」という異なるテイストのスタイルを組み合わせたミックスインテリアスタイルの一つです。
・ナチュラルスタイル:木や植物などの素材を活かした自然を感じられるインテリア
・モダンスタイル:シンプルですっきりとした空間美を感じる都会的なインテリア
両スタイルをいいとこ取りしたスタイルであり、自然の温かみを感じる素材や色合いの心地よさと、モダンでスタイリッシュな空間美が魅力です。日本の和洋折衷な文化にもなじみやすいため、人気のあるスタンダードなインテリアスタイルでもあります。
ナチュラルモダンインテリアの特徴
ナチュラルモダンインテリアの特徴は、すっきりとした空間美や家具・アイテムのシンプルな美しさ、自然素材の多用に特徴があります。色使いもベーシックカラーを基本にナチュラルなカラーでまとめたものが一般的です。
家具・アイテム
すっきりとした直線的なデザインの家具やシンプルな曲線美を描く家具でモダンさを表現します。無駄を省いたシンプルでスタイリッシュなデザインが特徴です。
また、家具や小物に自然素材が多く使われる点も特徴で、フローリングや壁には木目が美しい無垢材、ファブリックにはリネンやコットンなどが活用されます。モダンを強めたいときはスチールやガラスの家具をプラスするなど、ナチュラルとモダンのバランスによって印象を変えられるところも特徴です。
色使い
色使いはベーシックカラーが基本で、グレーやアイボリー、ベージュなどのナチュラルテイストを意識したカラーコーディネートです。
アクセントカラーにも「深いグリーン」「マスタードイエロー」「ネイビーブルー」「テラコッタ」など自然の心地よさを感じられる色がよく用いられます。強めの色を使う場合でも割合は少なめです。例えば、ランプシェードなどの照明や花瓶、フレームなどの小さなアイテムにビビッドカラーを使い、空間にメリハリをつけます。
ナチュラルモダンを取り入れるメリット
ナチュラルモダンスタイルは、そのスタイリッシュさや心地よさ、取り入れやすさで日本でも人気があります。ここではなぜ多くの人に好まれるのか?具体的なメリットを解説します。
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空間のもつ心地よさ
ナチュラルモダンテイストの部屋は、リラックス感のある雰囲気が魅力です。シンプルで洗練されたインテリア空間であるため、部屋が広々と感じられ気持ちが落ち着きます。また、木の温もりや自然素材の優しい風合いを感じることができます。
色使いも心地よさの理由です。実は色彩心理学の研究では、人間の筋肉を弛緩させる色は「ベージュ」「茶」「青」「緑」の順番だとわかっています。私たちがナチュラルカラーにほっとするのは本能なのです。
インテリアに取り入れやすい
元々、日本の住宅の多くは和洋折衷のスタイルなため、ナチュラルモダンは日本の住まいに取り入れやすいインテリアです。伝統的な日本家屋であれば、すでに木や畳など自然素材を活用しているので、モダンでスタイリッシュな家具や小物を取り入れるだけで、ナチュラルモダンなテイストに近くなります。
一般的なマンションの多くは、白やアイボリーのシンプルな壁紙にフローリングと、すでにナチュラルモダンの要素が揃っているため、より取り入れやすいでしょう。
ナチュラルモダンの部屋作りのポイント
ナチュラルモダンの部屋作りのポイントは4つあります。ここではどのような家具を選ぶべきか?どこに自然素材を使うべきか?色使いやナチュラルとモダンの理想的なバランスについて具体的に解説します。
シンプルでスタイリッシュな家具を配置する
まず、家具は必要最小限に置くことが基本です。派手な装飾のない、シンプルなデザインの家具を選びましょう。無駄のない洗練されたフォルムの家具を一つ置くだけで、部屋の空気がモダンになります。
ナチュラルモダンスタイルでは、これまで直線的なデザインの家具がよく用いられてきましたが、最近はシンプルな曲線の家具もコーディネートされています。空間に直線と曲線を織り交ぜることで、空間全体のバランスが優しく整います。
オーガニック素材を取り入れる
家具や小物にオーガニック素材を取り入れましょう。例えば、木を加工しないで使う無垢材のフロアやテーブルは、それぞれの木によって異なる天然の木目の美しさが魅力です。肌ざわりも心地よく耐久性があり、使うほどに魅力的な味わいが出てきます。
ファブリックにリネンやコットン、麻などのオーガニック素材を取り入れると部屋全体が柔らかく温もりのある空間になります。素材の質感によって雰囲気も変化します。
ニュートラルカラーを用いる
ニュートラルカラーを用いましょう。ベースカラーは、ホワイト・グレー・ブラウンなどのベーシックなカラーに抑えるのがコツです。落ち着いたスタイリッシュな雰囲気が出せるだけでなく、他の色との組み合わせが容易です。モノトーンをベースにしてもよいのですが、こちらは中級者向けといえます。
アースカラーをベースに、明るい色のアクセントカラーを添えると温かみのある空間を作ることができます。グリーンやブルーなどのナチュラルカラーで統一するのも上品です。
ナチュラルとモダンの割合を調整する
ナチュラルとモダンの要素の割合を変えることで、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。基本は「6:4」もしくは「7:3」で、ナチュラルが多めのバランスで組み合わせます。これはモダンの要素は少量でも視覚的に強い印象を与えるためです。
最初はナチュラル要素を多めに取り入れて、徐々にモダン要素を加えていくのが失敗しないコツです。慣れてきたら、自分の理想のナチュラルモダンに仕上げることができるようになるでしょう。
ナチュラルモダンな空間を演出するアイテム
部屋の中でもソファやテーブルはインテリアの印象を決める特に重要なアイテムです。ここでは、ナチュラルモダンな空間を演出するボーコンセプトのダイニングチェアとコーヒーテーブルをご紹介します。
ボーコンセプトのHauge ダイニングチェア
時代に左右されないエレガントなフォルムを持ち、モダンでありながら快適な座り心地のチェア。温かみのある木製ベースが自然を感じさせます。座部デザインはファブリックまたはプラスチックから好みに合わせて選ぶことが可能で、座部の一部または全体を布張りにして、よりスタイリッシュなデザインにグレードアップすることもできます。
ボーコンセプトのMadrid コーヒーテーブル
円形のフォルムが視覚的に美しく、すっきりとしたデザインで印象的なMadridのコーヒーテーブル。テーブル単体でも部屋のフォーカルポイントとして存在感を放ちます。また、その優れたデザインは、どんな部屋も広く感じさせます。どのような家具とも組み合わせやすいシンプルなデザインですが、Madridサイドテーブルとの組み合わせも素敵です。
ナチュラルモダンのインテリア実例
ボーコンセプトでは、お客様の理想の空間づくりのためにインテリアスタイリストがコーディネートを提案しています。ナチュラルモダンの一例を紹介します。
クラシックかつモダンなダイニングルームに、木製のHauge ダイニングテーブルとチェア、Lund キャビネットを合わせたスタイリングです。ガラスやストーンのフラワーベースがモダンのアクセントになっています。茶系をベースにラグやペンダントランプには温かみのあるクリーム色を使った、北欧らしいナチュラルモダンスタイルです。
他にもインテリアの提案を一覧で紹介しています。
Dining room furniture design ideas | ボーコンセプト
まとめ
ナチュラルモダンとは「ナチュラル」と「モダン」という2つのスタイルを組み合わせたインテリアスタイルです。洗練された空間美と自然を感じられる心地よさが魅力です。初心者でも取り入れやすいスタイルなので、ぜひお部屋に取り入れてみてください。
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