「ミニマリスト」「シンプルな暮らし」など、無駄のないすっきりとした暮らしを送りたいと望む人が近年増えています。このようなライフスタイルにぴったりなインテリアスタイルが、ミニマルインテリアです。
ミニマルインテリアを作るポイントの1つが「配色」です。本記事では、ミニマルインテリアにおけるおすすめの配色と、誰でもできる取り入れ方についてご紹介します。
目次
ミニマルインテリアとは?
ミニマルインテリアとは、最小限に無駄をそぎ落とした、こだわりの空間です。海外で使われるようになった言葉ですが、日本でも広まってきており、近年ライフスタイルのひとつとして定着しつつあります。
ミニマルとは
ミニマル(minimal)とは「最小限」という意味です。ミニマルインテリアは、最小限かつ、おしゃれやこだわりを感じられるデザインを指します。
よく耳にする「ミニマリスト」は、ただ物が少ない人ではなく、自分にとって必要なものや大切なものだけで暮らす人のことです。厳選した最低限の物だけに囲まれた空間で過ごすことで、充実した暮らしが送りやすくなるでしょう。
ミニマリストが少ない物の中でも自分らしさを表現するのがミニマルインテリアです。他の人とは違う、自分だけのこだわりのある空間で過ごしたい人にぴったりのインテリアスタイルです。
シンプルとの違い
シンプルなインテリアは、家具や小物を同じカラーでまとめたり、生活に必要なものだけにして無駄を省き、部屋に極力物を置かない空間になります。簡素で単純な印象になりやすいインテリアです。
一方でミニマルインテリアは、シンプルの中にもこだわりや洗練さ、自分らしさを取り入れた空間で、シンプルより1歩進んだインテリアです。自分にとって本当に必要なもの、好きなものだけに囲まれた空間なので、より居心地良く、自分のライフスタイルに合うインテリアといえるでしょう。
ミニマルインテリアの配色
ミニマルインテリアの部屋作りには、配色にこだわることをおすすめします。配色のコツを知っておくことで、誰でも失敗せずにこだわりのミニマルインテリアが作れるでしょう。
ホワイトで統一感を
家具、カーテン、ラグなどすべてホワイトに統一することで、生活感をなくし、すっきりとした印象の空間を作ることができます。
日本では壁紙がホワイトの住宅が多いです。そこへホワイトの家具類などを揃えるだけで、清潔感や解放感も感じられる空間を実現できるでしょう。壁紙に合わせて、同一色のアイテムをそろえるだけの失敗しにくい配色です。
モノトーン/モノクロマティックでこだわりを
モノトーンとは、無彩色のホワイト・ブラック・グレーでまとめられた空間です。モダンで、引き締まった印象の空間を作ることができます。
また、有彩色(色味のある色)1色を異なるトーンでまとめたものがモノクロマティックです。先ほどのモノトーンの空間に、例えばホワイトに近い青色のラグとブラックに近い青色のクッションなど、グラデーションになるように1色だけ色味を追加します。自分の好きな色や自分らしい色をインテリアに取り入れることができます。
モノトーン、モノクロマティックの配色は、洗練されたスタイリッシュなテイストが好みの方へ特におすすめです。
アクセントカラーで印象的に
お部屋の一部分に空間のアクセントになるカラーを加える配色です。アクセントカラーの占める割合は一部分ですが、目を引くカラーを効果的に取り入れることでお部屋全体の印象を変えることも可能です。
ベースとなるカラーとの組み合わせによって、こだわりのある自分だけのインテリアを作ることができます。興味のある方はこちらの記事もぜひご覧ください。
関連記事:アクセントカラーとは?効果や選び方、インテリアに取り入れるポイントを解説
ミニマルインテリアへの色の取り入れ方
ホワイトで統一されたミニマルインテリア
すべてホワイト系の家具やファブリック類で統一するインテリアです。ホワイトの壁紙はもちろん、ホワイト系の床面やドアのお部屋と相性が良いでしょう。
ホワイトといっても、真っ白なホワイト、ウォームホワイト、クールホワイト、グレイッシュホワイトなど様々なホワイトが存在します。清潔感重視なら真っ白なホワイト、温かみを感じさせたいなら赤系や黄系が入ったウォームホワイトなど、こだわりの色を取り入れてみましょう。
モノトーンのミニマルインテリア
使用する色はホワイト、ブラック、グレーの3色のみですが、配色の割合によってお部屋の印象が異なります。ホワイトの比率を多めにすることで明るくナチュラルな印象に、ブラックの比率を多めにすることで、シックでモダンな印象になります。目指すテイストを決めてから、それぞれの色の比率を決めるようにしましょう。
また、ホワイトやブラックに加え、グレーを取り入れてグラデーションのある空間にすることで、空間に奥行きを感じられ洗練された印象にもなります。家具やカーテン、ラグだけでなく、アートやオブジェなど小物類もモノトーンで統一することで、よりこだわりの空間に感じられるでしょう。
モノクロマティックのミニマルインテリア
1色だけで、色のトーンを変えてまとめるのがモノクロマティックです。難しそうに感じられるかもしれませんが、先ほどのモノトーン空間に追加する1色は何色でも合わせることが可能です。色を多用しないので、比較的簡単にミニマルな空間を作ることができるでしょう。
また、ベースになるホワイト、ブラック、グレー次第で、追加した色味が引き立ちます。こだわりの1色を取り入れ、シンプルながら自分らしさの感じられるインテリアを作ることができます。カーテンやラグ、クッション、アートなど数箇所へ色味を取り入れるのがポイントです。
アクセントカラーを取り入れたミニマルインテリア
・チェアでアクセント
欧米などでは、空間のアクセントとして「アクセントチェア」を取り入れるスタイルが人気です。1脚だけ、あるいは、複数ある椅子の一部だけなど、お部屋のフォーカルポイントになるように椅子を配置することで、おしゃれで洗練された印象に変わります。
シンプルな形でも、目を引くビビッドな色味のチェアを置くことで、一気にこだわりの感じられる空間ができあがります。
・クッションでアクセント
ソファの上や椅子の背もたれ、ベッドの上などに、クッションを追加することでお部屋のアレンジの幅が広がります。お部屋のアクセントになる色のクッションはもちろん、個性的な柄を取り入れることでもアクセントになるのでおすすめです。
・アートでアクセント
インテリアにアートを取り入れるだけでもこだわりを感じる空間を演出できます。また、目を引くカラーのアートを飾ることでハイセンスな印象にも感じられるでしょう。大きなサイズのアートを1枚飾っても良いですし、小さめのアートを複数並べて飾るなど、自分の好みの取り入れ方が可能です。
・照明でアクセント
照明は機能性だけでなく、デザインにもこだわることをおすすめします。シーリングライトやペンダントライトなどの天井照明にアクセントカラーを取り入れることで、目線が上に行きやすく、より開放的な空間に感じられるメリットもあります。
またフロアライトやテーブルライトなどにアクセントカラーを取り入れて、こだわりの空間を作ることもおすすめです。
ミニマルインテリアを提案する
北欧デンマーク家具の販売をおこなうBoConcept(ボーコンセプト)では、店頭に立つ販売スタッフがお客様のニーズに合わせて、ミニマルインテリアの提案をおこなうこともあります。
ミニマルインテリアのコーディネートをおこなう場合、そのお部屋で過ごす人の好みやライフスタイルに合わせた提案をおこないます。ベースになるお部屋の色をヒアリングし、アクセントになるようなアイテムも上手く活用して、シンプルな中にもこだわりを感じられるお部屋のコーディネートが求められるでしょう。
ボーコンセプトでは、洗練された家具に加え、こだわりの小物類も含めたトータルコーディネートが可能です。詳しくはこちらのページをご覧ください。
まとめ
ミニマルインテリアとは、ただ物が少ないお部屋ではなく、自分が必要とする物だけを厳選した、こだわりの感じられる空間です。ミニマルインテリアにコーディネートされた自分だけの空間は、より居心地良く、より自分に合ったライフスタイルを送れることでしょう。
採用インフォメーション
北欧デンマークの家具を販売するボーコンセプトでは、現在セールスアソシエイト(販売員) およびストアマネージャー候補を募集しています。仕事のミッションは、単に家具を販売するのではなく、お客様の理想のライフスタイルの実現をお手伝いすることです。インテリアが好きな方ならきっとやりがいを持てるでしょう。
ボーコンセプトは研修が充実しているため、未経験で入社した方が多数活躍しています。関心のある方は、ぜひ以下のページで詳しい仕事内容などをご覧ください。
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