オーダーメイド家具とは？メリットとデメリット、コストを抑えた注文方法を紹介

オーダーメイド家具とは

オーダーメイド家具とはデザインやサイズ、素材などを顧客の希望どおりに作る特注家具です。すべてを自由に決められる「フルオーダー家具」と、基本仕様は決まっており、素材や色、サイズなどを選んで作る「セミオーダー家具」があります。

テーブルやチェア、テレビボード、収納家具、ベッドなどさまざまな種類のオーダーメイド家具があります。似た言葉に「造作家具」がありますが、こちらは天井や床、壁に固定して作る家具でオーダーメイド家具の種類の一つです。

オーダーメイド家具のメリット

オーダーメイド家具のメリットは自由度の高いところです。サイズや色、素材、デザイン、機能など自分の希望を反映できます。自分だけのオリジナルデザインの家具を作ることも可能です。具体的なメリットを4つご紹介します。

ピッタリなサイズの家具

「狭い部屋にあうコンパクトなソファ」「家具と家具の隙間を埋める収納」など、部屋のスペースや家具を置く場所にぴったりなサイズの家具を作ることができるため、空間を有効活用できます。身体のサイズに合わせたデスクやチェア、ベッドなどを作ることもでき、身体が疲れにくくなり、快適な日常生活を過ごせるようになります。

デザインにこだわった家具

北欧風・アジア風・モダンテイストなど自分の好きなデザインにこだわった家具を作ることができます。ソファなら好みのファブリックを選ぶことが可能です。自分のセンス・こだわりを反映させた世界で唯一無二のオリジナル家具を製作できるのはオーダーメイド家具ならではといえます。技術的に難しい場合も、スケッチや画像でイメージを共有すれば限りなく理想に近づけることができるでしょう。

部屋に統一感

既製品の家具を購入した際に、店舗やカタログでは部屋にあうと思って配置してみると、部屋に元々あった家具と微妙に色味やサイズが異なり、空間全体がちぐはぐな印象になることは少なくありません。オーダーメイド家具なら発注時に、部屋にある家具と同じ色や素材、サイズ（高さや奥行きなど）を自由に決められるため、統一感のあるコーディネートに仕上がります。

高品質で長く使える

作業しやすく耐久性に優れているデスク、機能的で見た目も美しいキッチン収納、心地よい睡眠がとれるマットレスを使ったベッドなど、家具の機能性や耐久性にこだわることもできます。使用目的に応じていろいろなカスタマイズが可能です。職人が一つひとつ丁寧に作り上げるため、高品質で長く使い続けられるのもオーダーメイド家具のメリットです。

オーダーメイド家具のデメリット

デザインや品質が素晴らしいオーダーメイド家具ですが、価格は既製品より高くなります。また、漠然としたイメージを伝えるだけでは希望通りの家具にならないため、それなりの知識や準備、コミュニケーションが必要になります。

手間と時間がかかる

オーダーメイド家具の注文プロセスはやや複雑です。まず、理想の家具のスケッチやイメージ画像を提示し、希望するサイズや色、素材、デザイン、機能を伝えなければなりません。何回か打合せを重ねて細かい点まで決める必要もあり手間暇がかかります。さらに注文してから製造するので納品までの期間も長めです。

しかし、手間暇かけて作った、世界に一つだけの家具が置かれた部屋は、特別な空間となり、喜びもひとしおでしょう。

既製品よりも高い

オーダーメイド家具は一般的に既製品より高価格になります。素材やデザイン、機能にこだわるほど高額になるため、予算によっては希望をすべて反映できるとは限りません。しかし、購入してから部屋に合わないといったリスクは激減するため、初期投資が大きい点がデメリットですが、長期で使用していくことを見ればコストパフォーマンスはよいといえるでしょう。

オーダーメイド家具の値段

オーダーメイド家具の価格は、家具の種類やサイズ、素材やデザイン、製造業者によって多様です。フルオーダーかセミオーダー、また、施工の有無でも変わります。フルオーダーなら10万～数百万円、素材やサイズによっては千万円以上になることもあります。セミオーダーでも2万～数百万円位になります。

オーダーメイド家具の値段を抑える方法

オーダーメイド家具も、素材やサイズの選び方を工夫すると値段を抑えることができます。ブランドによる価格差が大きいためどこに依頼するかも重要です。フルオーダーではなく比較的安価に仕上がるセミオーダーにする方法もおすすめです。

素材選び

家具に使われる木材の中でもチェリーやチーク、ウォールナットは高級木材として人気です。
コストパフォーマンスに優れた木材にはブナやタモ、ナラなどがあります。セラミックや鉄などの素材も高級木材と比較すると安価です。

例えば、部屋の中央に置くテーブルには高級木材を使用し、それ以外の家具にはコストパフォーマンスのよい素材を使用することで、コストを抑えながら上質なインテリア空間を作り上げることができます。

必要なサイズ

家具のサイズが大きくなるとその分素材を使うため価格が高くなります。必要十分なサイズにすることがコストを抑えるコツです。コンパクトなソファやテーブルにすると空間に開放感が出るメリットもあります。また、デザイン性に優れた小型のチェアや棚などはフォーカルポイントにもなり、空間をお洒落に見せる効果があります。

とはいえ家具ごとに必要な強度があるため、発注時にどこまでサイズダウンが可能か相談することが大切です。

セミオーダー形式

セミオーダー形式とは、基本デザインなどは決まっており、あらかじめ用意された選択肢から色やサイズ、素材、ディテールのデザインなどを選んでオーダーする方法です。完全オーダーメイド家具よりもコストを抑えられます。

選択肢は限定されるものの、家具のプロが用意したバリエーションで失敗しにくい点が長所であり、インテリア初級者におすすめです。

自社で家具製造

オーダーメイド家具を提供する製造業者は、大手家具メーカー・工房・個人の家具職人と多岐にわたります。自社で製造まで行うところと企画設計のみ行い製造を外部委託するところがあります。

ワンストップで製造販売を行っている業者では中間マージンが発生しないため、同程度の品質でも価格が低めになる傾向があります。また、設計・製造・設置、アフターサービスまで一貫して対応しており、メンテナンスを依頼した際の対応もスピーディーです。

オーダーメイド家具の進め方

オーダーメイド家具を作る際の一般的な進め方をご紹介します。

1. オーダーしたい家具のサイズやデザイン、色や素材、予算、重要視する機能、部屋の間取りをまとめる
2. オンラインなどでリサーチし、予算やデザインを基準に2～3の発注先候補を絞る
3. 概算見積を依頼する。ショップや工房を訪れる又は電話やメールなどで希望を伝えて相談する
※セミオーダーの場合は、HPフォームなどで選択肢を指定して依頼も可能
4. 各社の見積もり・諸条件を比較し発注先を決定する
5. 担当者と打合せをし、パースなどを見ながら詳細を詰める（最終金額決定）
6. 正式契約～納品

まとめ

オーダーメイド家具は既製品とは違い、家具の素材や色、サイズ、機能などを自分で決めて注文することができます。高額な印象のあるオーダーメイド家具ですが、素材やサイズ、発注方法を工夫すれば、価格を抑えてで作ることもできます。

ボーコンセプトでもソファやアームチェア、テーブルなどのカスタマイズ家具（セミオーダー家具）を提供しています。部屋や好みに合わせて選べるサイズや色、素材を豊富に揃えていますのでぜひご覧ください。

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