ファブリックの意味とは？素材の種類や選び方を解説

ファブリックとは

ファブリック（fabric）は、英語で布や織物という意味ですが、インテリア業界においては「室内の布製品全般」を指します。具体的には、ソファや椅子の張地に使われる素材、カーテンやラグ、ベッドカバー、クッションなどを指します。

インテリアコーディネートにおいて、ファブリックは理想の空間を作る重要なアイテムです。例えば、装飾的なデザインや鮮やかなカラーのファブリックを選べば空間にアクセントをつけることができます。夏に軽やかで涼しげな素材、冬に厚手で暖かい素材を選ぶことで、季節感を演出することもできます。

それぞれの素材の持つ独特の手触りや質感、魅力があり、ファブリックの選び方次第で部屋の印象や温度感などが大きく変わります。

ファブリックのメリット

ファブリックのメリットは何といっても快適さや温もりです。また、多彩な素材とデザインがあり選択肢が豊富な点や自然素材が多く環境への配慮になる点があげられます。以下に、具体的なメリットをご紹介します。

快適さや温もりを提供

ファブリックは、触り心地がよく通気性がある素材が多いため、ソファやチェアの張地やカバー、ラグなどに活用すると部屋で快適に過ごすことができます。

また、温かみのある素材感によって安心感・温もりのある空間を演出することができます。実際に冷たい床に敷くラグや窓からの外気を遮るカーテンには、温度を調節する働きもあります。

種類やデザインが豊富

ファブリックは素材の種類や織り方、色のバリエーションが豊富であり、素材×デザインで幅広い選択肢があります。耐久性・防汚性・速乾性などの機能面からみても種類が豊富です。肌触りが快適で通気性に優れているコットンやリネン、暖かく保温性が高いウール、デザインが豊富で速乾性に優れているポリエステルなど、用途に応じて選ぶことができます。

環境への配慮

天然素材のファブリックは、自然を感じられるだけでなく自然にやさしい素材です。コットンやウールなどの天然素材のファブリックを選ぶことで、環境負荷の低減につなげることができます。地球環境に関するニュースが多い昨今、天然素材のファブリックでインテリアを整えることは、自然界の一員である私たちのメンタルを安定させることにもつながるでしょう。

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ファブリックのデメリット

ファブリックにもデメリットがあります。中には素材の劣化が速いもの、水・汚れに弱いものも少なくありません。長く使いつづけるためには、それなりのお手入れも必要です。以下に具体的に解説します。

耐久性

繊細な素材だと、使いつづけることで摩擦・擦れなどが原因で毛玉ができたり、生地が薄くなったりします。個人の部屋ならその味わいを楽しむこともできますが、リビングなど人が集う場所は部屋の空気感を整えたいものです。できるだけ耐久性の高いファブリックを選ぶ必要があります。また、使用場所を変えるなど経年劣化を防ぐ工夫が必要です。

水・汚れ

水や汚れに弱いのもウィークポイントです。汚れを放置するとシミ・黄ばみの原因になります。水はカビ・においの原因にもなります。美しく快適に使い続けるにはまめなお手入れが必要です。撥水加工や防汚性の高いファブリックを選ぶのもよいでしょう。購入する際に注意点を聞いて、定期的なメンテナンスを心がけなければなりません。

ボーコンセプトでも、ファブリックの取り扱いやメンテナンス方法についてアフターフォローをおこなっています。

参照：BoConcept公式サイト

ファブリックの種類

ファブリックの素材には多様な種類があります。同じ素材でも織り方や加工によって柔らかさ・通気性・耐久性・光沢感などが異なります。さらに、近年は優れた合成素材も登場しています。それぞれの特徴をご紹介します。

ポリエステル

最も多く使われる合成繊維の素材で、何といっても耐久性が高いところがポイントです。しわになりにくく、型崩れしにくく、洗濯がしやすく速乾性にも優れており、メンテナンスしやすいという長所があります。色落ちなどのトラブルもあまりありません。カラーバリエーションが豊富でデザイン性が高いため、部屋のあらゆる場所に活用できます。

コットン

通気性・保温性が高く、柔らかで肌触りが心地よい天然素材です。コットンだけでも多様な種類があり、織り方が異なれば布の手触りやデザイン性も違うなど選択肢が豊富です。洗えるためお手入れも比較的容易となっています。

ただ、洗うことで素材によっては縮んだり変色したりすることがあります。吸水性が高いため乾きにくいというのがデメリットでもあります。

アクリル

軽量で耐久性・保温性が高い合成繊維ですが、自然素材のウールに似た肌合い・温かみがあります。デザイン性も高く丈夫なため、カーペットやソファの張地などに好んで使われます。天然素材と比べると安価な点も魅力です。ただ、毛玉が付きやすく、熱に弱いのが難点であるため、洗濯や乾燥の際の温度に気を配る必要があります。

ウール

ウールとは羊毛のことで、暖かく保温性が高いところが魅力です。吸湿性にも優れています。汚れにくく、しわになりにくく回復力もあるので、長く使い続けることができます。欠点は水に弱いことで、水洗いすると繊維が縮むなど劣化する可能性があります。毛玉もできやすいので、専用グッズでまめにお手入れする必要があります。

リネン

リネンとは麻のことです。軽くて柔らかく、風通しがよく、サラッとした肌触りのよい素材です。型崩れしにくいのも長所です。ナチュラルな風合いがありながら、シンプルな上品さを感じさせるところも魅力です。しかし、日光にさらされると色褪せや劣化しやすく、乾燥しすぎると硬くなる特徴もあるので、注意が必要です。

ビスコース

自然素材の合成繊維です。レーヨン素材の一種であり光沢感や質感に優れ、肌触りが滑らかです。デザイン性に優れており、色落ちもあまりしない点も長所です。水に弱く濡れると強度が低下するところが短所です。

ボーコンセプトでは120種類以上のファブリックを扱い、空間づくりの提案をおこなっていますので、以下のサイトでご覧ください。

参照：BoConcept｜素材について

ファブリック素材の選び方

ファブリック素材を選ぶときは、それぞれの用途に合わせてファブリックの質感・色・品質・機能性・メンテナンスの容易さをポイントに選ぶことが大切です。知識だけで判断せずに店舗で触って見たり、サンプルを取り寄せて使ってみたりすることが重要です。

ボーコンセプトでも素材のサンプルを無料で提供し、お客様に使用感をイメージしていただいています。

・BoConcept｜無料の素材サンプル

ソファ

空間の大きな面積を占めるソファは、インテリアの印象を左右します。ファブリックソファは、素材の魅力をより引き立たせ、部屋の空気をゴージャスにもカジュアルにもします。

素材の柔らかさ・触り心地・醸し出す空気感がポイントです。ただし、気軽に取り換えができないので慎重に選びましょう。

ボーコンセプトのファブリックソファもご覧ください。

参照：BoConcept｜ファブリック ソファ

ラグ

ラグは空間の与える印象を変えます。カラー・デザイン・フォルムにこだわってラグを選びましょう。美しいラグや個性的な絵柄のラグで空間を仕切ると、部屋がまったく違う表情を見せてくれるでしょう。足触わりの心地よさもポイントです。

何より耐久性が高く、汚れにくいファブリックがおすすめです。ボーコンセプトのラグをご覧ください。

参照：BoConcept｜ラグ

アクセサリー

クッションなどのアクセサリーは、インテリアのアクセントになります。部屋全体のバランスを見ながら色や柄を選ぶことがポイントです。サイズが小さいので、空間にフィットする範囲内で、自分好みのテイストの素材・カラー・デザインのものを選ぶことができます。以下にて、ボーコンセプトの多彩なアクセサリーがご覧になれます。

参照：BoConcept｜アクセサリー

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まとめ

ファブリックといってもコットン・リネン・ウールなどの天然素材をはじめ、近年は技術の進化によって優れた合成繊維素材も多数登場しています。色合いやデザイン、素材の種類、加工手法によって多様な種類があり、それぞれに魅力もあり、興味を持つとなかなか奥深い世界です。

ファブリックへの理解が深まると、インテリアコーディネートがますます楽しくなると思います。さらに快適でスタイリッシュな空間づくりができるようになるでしょう。

採用インフォメーション

北欧デンマークの家具を販売するボーコンセプトでは、現在セールスアソシエイト（販売員） およびストアマネージャー候補を募集しています。仕事のミッションは、単に家具を販売するのではなく、お客様の理想のライフスタイルの実現をお手伝いすることです。

ファブリック一つとっても、コットンやベルベット、ビスコースをはじめ120以上の幅広い種類を取り扱い、お客様の満足度を追求しています。

インテリアに興味がある、ファブリックが好きという方にとっては、面白さとやりがいを感じられる仕事だと思いますので、関心のある方はぜひ以下のサイトで詳しい仕事内容をご覧ください。未経験者の方も歓迎しています。

募集要項｜ボーコンセプト・ジャパン採用サイト